イケメン部長と(仮)新婚ライフ!?
「綺麗じゃないですか!」
部屋の中央で、ぐるっと見回しながら言う私。部長はさっき買った食材が入ったビニール袋を、カウンターキッチンの方に置いている。
「そうか? じゃあもっと綺麗にしてくるわ」
「はい?」
意味不明な発言をされ、キョトンとする。そんな私のそばを通り過ぎ、今度はバッグをソファーに置いた部長が、さらっと告げた。
「メシ待ってる間、シャワー浴びてくる」
「えっ!?」
思わずすっとんきょうな声を上げる私に構わず、彼はスーツのジャケットをソファーに放る。
「お前が料理してるとこずっと見てるわけにもいかないだろ。キッチンも冷蔵庫の中のものも勝手に使っていいから」
「はぁ……」
たしかに見られていたらやりづらいけど、でもやっぱり人様のキッチンを勝手に使うのは少し気が引けるというか、何と言うか。
部長も、いくら相手が私だからって気を抜きすぎじゃないですかね? これじゃ本当に気心知れた夫婦みたい……。
複雑な心境になりつつも、とりあえずキッチンに移動して、袋から材料を取り出し始める。
すると、「あぁ、大事なこと聞いてなかったか」と、何かを思い出したように部長が私に近付いてきた。
彼に目を向ければ、慣れた手つきでシュルリとネクタイを外す、色気を振りまく姿が映る。
部屋の中央で、ぐるっと見回しながら言う私。部長はさっき買った食材が入ったビニール袋を、カウンターキッチンの方に置いている。
「そうか? じゃあもっと綺麗にしてくるわ」
「はい?」
意味不明な発言をされ、キョトンとする。そんな私のそばを通り過ぎ、今度はバッグをソファーに置いた部長が、さらっと告げた。
「メシ待ってる間、シャワー浴びてくる」
「えっ!?」
思わずすっとんきょうな声を上げる私に構わず、彼はスーツのジャケットをソファーに放る。
「お前が料理してるとこずっと見てるわけにもいかないだろ。キッチンも冷蔵庫の中のものも勝手に使っていいから」
「はぁ……」
たしかに見られていたらやりづらいけど、でもやっぱり人様のキッチンを勝手に使うのは少し気が引けるというか、何と言うか。
部長も、いくら相手が私だからって気を抜きすぎじゃないですかね? これじゃ本当に気心知れた夫婦みたい……。
複雑な心境になりつつも、とりあえずキッチンに移動して、袋から材料を取り出し始める。
すると、「あぁ、大事なこと聞いてなかったか」と、何かを思い出したように部長が私に近付いてきた。
彼に目を向ければ、慣れた手つきでシュルリとネクタイを外す、色気を振りまく姿が映る。