貴方が好きです。


その後、黙々と掃除をした。






「後ちょっとだけど、今日は終わりにしよっか!」






先程見た顔とは違い、顔は赤くなく笑顔で言った七瀬先輩。

時計を見てみればもう18時半を示していた。

結構遅くまでやってたな…






「お互い体育祭で疲れてるし、今日は帰ろう!」

「でも後ちょっとなんだったら…」

「いいのいいの。明日も学校あるし体ゆっくり休めないと!」






ほら帰る準備してー、と続けて

七瀬先輩は帰る準備を始めた。

まぁ粗方綺麗になったし、当分は掃除しなくても大丈夫だろう。

そう思い俺も帰る準備をして、2人で部室を後にした。




-----彼女と少し距離が縮まった6月初めの話。



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