貴方が好きです。


-----7月後半。


「もうすぐで3年の先輩引退だなー。」






明日から夏休み…と言うことで

終業式だった今日は普段とは早く部活が始まり終わりも早かったので

望月と2人でファミレスで腹ごなしをしていた。







「試合が終わったら引退だっけ?」

「そーそー、3年になったら早いよなー。」





夏休み中に結構でかい大会があって

3位以上になれば秋にある大会に進む為引退はまだ先だが

何せその大会は結構な規模の為

うちの学校は弱くないとはいえ結構容易な事ではない。






「マネージャーどうすんだろな?」

「今七瀬先輩1人でやってるもんな…」

「新しく可愛い子入ってくんないかなぁー」






望月はそんな事を言いながら

にやにやして、同級生であろう女子の名字をあげていく。

そうか…七瀬先輩も引退なのか…。

なんて事をボーッと考えていると、






「なぁ、龍って百合先輩の事どう思ってんの?」

「は?」





何なんだ急にその質問は、と思いながら眉に皺を寄せながら返事をした。


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