貴方が好きです。
卒業式
高校3年生 卒業式…
そんな事があって現在に至る。
まぁ、七瀬先輩との思い出なんて数える程しかなくて、
てか…七瀬先輩に最後に会ったの1年半近く前って…
やっぱりそういう運命だったんだ、なんて馬鹿な事を考えながら
望月の方向を見てみると、号泣している望月の姿が見えた。
少し感傷的になっていた俺はその姿を見て、
七瀬先輩に会えないとかこの思いを残して…とか、もうどうでもよくなってしまった。
「卒業生、起立」
その後、進行係の先生の合図で俺達は体育館を後にした。