Savior-社長は救世主-ⅱ
話している感じでは
そんな風には感じない
社長と違いオンとオフを
しっかりしているんだろう
「絢斗は我儘言っていない?」
『はい、ちゃんと社長をやってます』
「ほほう、それは頼もしい。…が、男としてどうかな?澪ちゃんを不安にさせたりしていないかな?」
おっ…、そうきたか
やっと仲直りしたばかりだ
その傷を突いてくるのか?と
社長も「親父っ」と慌てる
大丈夫です、と言おうとしたら
勢いよくドアが開いた
だれっ?と思いドアの方を見ると
バスローブ姿にタオルを頭に巻き
「澪ちゃんが来てるんですって!?」
あまりにも衝撃的で、唖然としてしまった
社長も社長のお父さんも
頭を抱えていた
「京花、そんな格好で…」
京花?…もしかして社長のお母さん?
すっぴんでこんなにも綺麗な人が?