Savior-社長は救世主-ⅱ
思った以上に庶民的
だから志津香さんとも仲良くなれた
…なら社長のお母さんとも仲良くなれる気がしてきた
『じゃ、次の日曜日に行きましょう』
突然言い出した私の発言に
社長のご両親、社長も目を丸くしている
おや?間違ったかな?と
思ったと同時に「澪っ」「澪さん」と
社長と社長のお母さんの声が重なる
お母さんは喜び
社長はガックリしている
「澪…、俺との貴重な休みを…」
社長は私との休み話毎週楽しみにしている
二人の時間…二人だけの時間だからと
前のように休みの日でも関係なく会社に行く事は無くなった
「あら?男の嫉妬は醜いわよ、絢斗」
「嫉妬じゃねぇよっ!」
誰に似たのかしら?とお母さんはお父さんを見ている
…え?まさか、こんな温厚そうなお父さんが嫉妬するの?
人は見かけによらないんだ…