Savior-社長は救世主-ⅱ


思った以上に庶民的
だから志津香さんとも仲良くなれた
…なら社長のお母さんとも仲良くなれる気がしてきた


『じゃ、次の日曜日に行きましょう』


突然言い出した私の発言に
社長のご両親、社長も目を丸くしている

おや?間違ったかな?と
思ったと同時に「澪っ」「澪さん」と
社長と社長のお母さんの声が重なる


お母さんは喜び
社長はガックリしている


「澪…、俺との貴重な休みを…」


社長は私との休み話毎週楽しみにしている
二人の時間…二人だけの時間だからと
前のように休みの日でも関係なく会社に行く事は無くなった



「あら?男の嫉妬は醜いわよ、絢斗」


「嫉妬じゃねぇよっ!」


誰に似たのかしら?とお母さんはお父さんを見ている
…え?まさか、こんな温厚そうなお父さんが嫉妬するの?
人は見かけによらないんだ…
< 111 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop