Savior-社長は救世主-ⅱ


なんだか色々あったな…
夜も遅くなり、帰ろうとすれば
泊まっていきなさいと…
断りを入れると、これまた大変
矛先は社長へと向けられ
「束縛なんかするな」と言われる始末
そして、また誰に似たんだと
向けられる視線の先はお父さん

そんなお父さんは
さりげなくお母さんの隣にいて
さりげなく腰に腕を回している


何十年経っても
夫婦が仲良く、愛し合っているのって
なんだかいいなぁー


「いい年こいて、盛るな」


社長の捨て台詞で
そんな理想の夫婦は崩れた
そうなの?と思ったけど
それ以上は考えたくない!


「寝ててもいいぞ」


車に揺られていると
ウトウトしてしまう
けど、あんな二人を見た後だ

正直言うと、私は社長を欲してる
けど、やはり無理なようで
私は無意識に社長のシャツを掴み
そのまま眠りについた
< 112 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop