Savior-社長は救世主-ⅱ
なんだか色々あったな…
夜も遅くなり、帰ろうとすれば
泊まっていきなさいと…
断りを入れると、これまた大変
矛先は社長へと向けられ
「束縛なんかするな」と言われる始末
そして、また誰に似たんだと
向けられる視線の先はお父さん
そんなお父さんは
さりげなくお母さんの隣にいて
さりげなく腰に腕を回している
何十年経っても
夫婦が仲良く、愛し合っているのって
なんだかいいなぁー
「いい年こいて、盛るな」
社長の捨て台詞で
そんな理想の夫婦は崩れた
そうなの?と思ったけど
それ以上は考えたくない!
「寝ててもいいぞ」
車に揺られていると
ウトウトしてしまう
けど、あんな二人を見た後だ
正直言うと、私は社長を欲してる
けど、やはり無理なようで
私は無意識に社長のシャツを掴み
そのまま眠りについた