Savior-社長は救世主-ⅱ
「もう一人、増やそうかな」
そう言ってきたのは
平日の深夜、ベットに入って
おやすみなさいと伝え寝入る直前
私がおやすみなさいと言った時は
確か…本を読んでいたはず
あ、安西先生の新刊をだ
「あ?ごめん、寝てた?」
寝てましたよ?と言い返したかったけど
眠たさに負け、社長を見るだけで精一杯
「ほら、結婚したら今までみたいにはいかなくなる。あー、すぐでは無いけど妊娠したらさ…。澪がいないうちは結構…いや、かなり大変なわけ。なら澪の仕事を誰かが分け合ってやっていけば、澪の負担も、もちろん優の負担も減るだろ」
まぁ、確かに。
もう一人いたらって、何度も思った
その分、社長が動いてくれているけど
それでも社長と優さんが
繁忙期に出張となった時は最悪だった