Savior-社長は救世主-ⅱ


離した唇をまた絢斗の唇に触れた
さっきの触れるだけのキスではなく
唇に吸い付く様に…


その度に、絢斗の瞼がピクピク動く
だが決して目を開けようとしない

少し開いた絢斗の唇の隙間から
舌を滑り込ますと
さすがに驚いたのか
今度は身体がビクッと動いた


いい加減、起きるだろうと思ったが
これまた目を開けない


何故こんなにも目を開けないのか、
寝たふりをしているのかがわからない
それなら、それでいい
いつまで我慢できるか…


舌を絡めれば、応える絢斗の舌
なんだか笑えちゃう


起きようとしない絢斗のワイシャツに手をかけ、ボタンを外していく

肌けた絢斗の身体は…惚れ惚れしてしまう
その身体にいつも私がされている様に
キスを落としていく


ビクッ、ビクッ、


絢斗の身体が反応する
なんだか…楽しくなってきた
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