Savior-社長は救世主-ⅱ
スラックスの金具に手をかけた
スラックスを脱がしにかかる
…いい加減起きればいいのに、
これでバレていないとおもっているのかしら?と口元がニヤける
スラックスをズラしていると
タイミングよく、僅かに絢斗の腰が浮く
脱がしてくれ、と…
そして、苦しそうなボクサーパンツ
膨らんだ部分にキスを落とすと
微かに聞こえた、絢斗のこえ
いつも必死すぎて
絢斗に抱きつくのが精一杯な私
絢斗の弱々しい声を聞いたのは
初めてかもしれない
絢斗の声を聞いただけで
一瞬にして身体が熱くなった
どうしよう、と思いつつも
また聞きたいと思ってしまい
またキスをしてしまう
私って…変態だ
こんな部分があるなんて
初めて知ったかもしれない
何度かキスをするうちに
絢斗が熱いことに気がついた
そして、聞きたいと夢中にやりすぎてしまったと、絢斗の様子を伺えば
目元に腕を押し当てて
呼吸も若干、早い