Savior-社長は救世主-ⅱ


スラックスの金具に手をかけた
スラックスを脱がしにかかる

…いい加減起きればいいのに、
これでバレていないとおもっているのかしら?と口元がニヤける


スラックスをズラしていると
タイミングよく、僅かに絢斗の腰が浮く

脱がしてくれ、と…
そして、苦しそうなボクサーパンツ
膨らんだ部分にキスを落とすと
微かに聞こえた、絢斗のこえ


いつも必死すぎて
絢斗に抱きつくのが精一杯な私
絢斗の弱々しい声を聞いたのは
初めてかもしれない


絢斗の声を聞いただけで
一瞬にして身体が熱くなった

どうしよう、と思いつつも
また聞きたいと思ってしまい
またキスをしてしまう


私って…変態だ
こんな部分があるなんて
初めて知ったかもしれない

何度かキスをするうちに
絢斗が熱いことに気がついた

そして、聞きたいと夢中にやりすぎてしまったと、絢斗の様子を伺えば
目元に腕を押し当てて
呼吸も若干、早い
< 151 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop