Savior-社長は救世主-ⅱ
「脱がしたい」
最後に指輪にブレスレットをつけていた私の背後から着替えを終えた社長が
私の耳元で囁いた
『…社長』
「澪、いつも言っているだろ?」
そう言いながら、わたしの耳を甘噛みする
ひゃっ…
仕事が終われば、プライベートな時間
そんな時間まで『社長』と呼ばれたくないと言い出したのは今週頭
あの、喧嘩をした日だ
あの日、買い物を終え帰宅早々
早く寝なければと、急いでお風呂を済ませた私達
ベットに入ったのは、日付が変わろうとしていた
眠ろうと目をつぶっていたら
もそもそと社長が動き始めた
何やってるんだろう?
社長も早く寝ないと、と思っていたら
知らぬ間に社長に腕枕をされ
逆の手は私のお腹へて回されていた
いつのまにっ!と抗議をしようとしたが
それも許されず、食されてしまった