Savior-社長は救世主-ⅱ



どうやら優さんも
ハヤカワマヒロさんという人は知らないみたいだ

藍さんなら知っているかもしれない、
そう思ったが聞く気にはなれない


聞いても意味がないんだ
マンションを出て5日が経っている

社長から連絡はない
迎えにも謝りにも来ない
そして、知らない女性…



そう言うことなんだろう
それが社長はの答えなら、それでいい




『優さん、相談があります』



私の決断は早かった
あんなに悩んで泣いて
それは彼が好きだから…

今も…好き





だから決断をする
迷惑はかけたくない

けど、このままでいられない
そんな根性はない




『藍さん、ありがとう』


「澪、本当に大丈夫?ちゃんと絢斗と話し合ってよ?わかった?」



その日のうちに
私は藍さんが待つアパートに行き
荷物をまとめて出た

妊娠中の藍さんにも
これ以上迷惑はかけられない
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