Savior-社長は救世主-ⅱ
荷物を持ち、目指す先はマンション
5日前まで寝起きしていたら
社長のマンションだ
社長は多分いない
久しぶりな感じがする
鍵を開けるだけで目頭が熱くなる
久しぶりに帰った部屋は…汚かった
あれだけ忙しい社長だもの
仕方がないのだろう
荷物を整理して、目につくものを片付ける
夕食として食べたのであろう
コンビニのお弁当の空が幾つか…
ゴミを纏め、洗濯機をセットする
社長が帰ってくる頃には
乾燥も終えているだろう
ワイシャツはクリーニングが来てくれるように、ネット予約をしボックスに入れた
コレでいいだろう
思った以上に時間がかかってしまった
そして、私はマンションを出た
これが私の決断だ
どこへ行こう、
そう言うことを決めていない
なんて無謀な考えだ
そして、私はある人に電話をかけた