Savior-社長は救世主-ⅱ
嬉しかった気持ちだったのが
今ではどうしようと困惑中だ
ただご飯を食べに行くとばかり思っていたけど、寄りたいところがあると
あるお店に来ていた
「いらっしゃいませ、絢斗様」
「先日はありがとうございました」
『どうも。今日は結婚指輪を買いに来たんだ、いいやつある?』
こちらへどうぞ、と招かれたのは
小さな商談スペース
こらはまずいてま、慌てて社長の腕を引っ張った
『社長っ!お願いですから高価なものはやめてください!日常生活に差し使いが出ます!なので、できるだけ気にならない金額でお願いします』
婚約指輪をクローゼットに閉まったのは
そう言う意味もあった
わかったって、と笑いながら言う社長
本当かな?と不安になってしまう
その不安がすぐに的中してしまう…なんて