翼をもう一度。
警戒をする。
「お前…鈴美-rimi-か……。」
30代前半の若そうな男が
私の名前をどうして知ってるんだ。
「お前誰だ。」
「親父!!!」
こいつの親か…
そいつがどうして私の名を
「昔の鈴花そっくりだ。」
鈴花とは私のママの名前。
「あなたは…?」
警戒をとく。
「鈴花の友達だ。」
「証拠はありますか。」
「あるぞ?ほれ。」
投げられたものをキャッチする。
ママのネックレスと同じ
桜の絵がかかれたピアスだった。