翼をもう一度。



「はい、わかりました。」



「それと、親父が呼んでた
部屋まで案内する。」



この家はほんとに広いなーと
思いながら歩いていると



「ここだ。
じゃ、俺は戻るから。」



祐希は行ってしまった。




「和宏さん。入りますよ?」



障子の引き戸だったので
ノックすることもできず
話しかけることにした。



「あぁ、入れ。」



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