翼をもう一度。


そう言えば
私の任務は祐希を監視することだ。


なのに祐希が見当たらない。



「なあ、大雅?
祐希はどこのクラスだ?」



「あー、祐希は202だよ。」



同じクラスじゃないのって
なかなか不便利だなー。



キーンコーンカーンコーン


頬杖ついて考えてるとチャイムが鳴った。



「祐希のとこ行くー?」



「あ、うん。行く。」



行こうと思ったけど
なんでかクラスの奴に囲まれた。



動けないじゃん。


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