翼をもう一度。


触れていけない。


そう察知した私は
彼らからもこっちからも
お互い見えないとこまで移動して


今まであったことを
振り返りながら
眠りについた────。




「おいお前……」



「……」



「寝てるのか?」



「ん……?」



「起きろっ!!」


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