翼をもう一度。


ふわりと抱きしめて


「鈴美は俺の弟みたいなやつだ。
だから優しく接してやってくれ。」


私の頭を撫でながら
そう言った。


なんだか心があったかかった。



「祐くん……そっちの趣味あったの?」


「祐希……おまえ……」



そっか!この2人は私が女なのを
知らないんだ。




でもまぁ言わないでいいだろう。


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