ニコル
 「ねぇ、先生、やっぱりおかしくない?」
 「そうだよな。いつもなら、もっと綺麗な字を書くもんな。」
 「なんて、書いてあるか読めないよ・・・。」

 「なぁ、なんか変な音聞こえないか?」
 「聞こえる。聞こえる。なんか、カタカタって。何の音だ?」
 「小さくて良くわかんないな。けど、すごい厭な感じの音だな。」
 「本当・・・。」

 「そう言えば、真生ちゃん帰ってくるの遅くない?保健室に連れていっただけでしょ?」
 「もしかしたら、途中であのふたりにやられたんじゃない?・・・。」
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