ニコル
「うわああああああああ。」

慌てて扉から離れたものの、後ろにも同じ顔が迫っていた。
教室の窓ガラスはニコルの顔が張り付いているせいでミシミシと音を立てていた。それは扉も同じだった。顔が教室の中に無理矢理に入ろうとしている事は明らかだった。
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