Unfair love

「はぁ...あと半日...頑張るぞって言いたいところだけど、流石に疲れちゃった...」


そう呟いてサラダを口に運ぶと、ガチャ、と戸が開く。今泉さんだ。


「あ、お疲れ様です」


私は口に入っていたサラダを飲み込み、彼に「お疲れー...」と返事をする。


相変わらずイケメンだなぁ...目の保養になるなぁと思いながらマジマジと見つめていた。


「...元気ないですね?大丈夫ですか?」


今泉さんの言葉でハッと我に返る。失礼じゃない!ジーッと見つめていたら!と、心の中でマジマジと見つめていた自分を思い切りビンタをした。


「うん、大丈夫。」


「...の割にはボーッとしてるように見えますけど?」


今泉さんはそう言ってくすくす笑う。笑った顔もなかなかレア感があってイケメンだ。

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