花びらが散るころに


…おっと、自己紹介忘れた!

私の名前は、伊喜原 ちひろ (イキハラ)


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時は流れ、桜の木高校 初日。

入学式に向かう私。

制服で選んだ私は、仲の良い友達と別れてしまった。

まあここで高校デビューとやらをするか



…ここどこ?

あれ、道に迷った。

高校デビューとか夢見て歩いてたら
ここどこ?!?!


私高校行けなくなっちゃうのー?!


ちっ、

え、舌打ちされた?え?私が?なんで?


後ろを振り向くと、背が高く手をズボンに入れスクバを背負っている茶髪で
くせっ毛のイケメンが私を睨んで舌打ちした

??「お前さ、全部声に出てんだよ
鬱陶しい。
桜の木高校はこの道真っ直ぐ。
方向音痴かよくそ」

…は??突然舌打ちしたと思えば口悪いしなんか優しいし、意味わかんない!!

ありがとうございます。と小さい声で
言い

ふてくされながらぶつぶつ心の中で独り言を言いながら歩いた

なんか後ろのイケメン背高いし口悪いし態度悪いし唇にピアス開いてるし
めっちゃ睨んでくるし…


こんな時間に来てるから1年生か!
と、勝手に解釈したら

おい。とまた声をかけられた

はい?と後ろを振り向くとさっきより
怖い顔して言ってきた

「今勝手にこんな時間に来てるから
1年だなって思い込んでんだろ」

げっ… と声に出してしまった

「言っとくけど、俺はお前より上なんだよ、同じにすんな」


なにこいつ~~!!と思いながら、
無視してずんずんと大股で高校に
向かった

勢いよくカバンを振り回して肩にかけたら、いつのまにか生徒手帳が落ちたようだ

私は気づかなかった、このあとまた
あの男の人に会うなんて…

「おい、これ落としてんぞ…
無視かよ。」


なんとかギリギリ入学式に間に合った


新しいクラスに行った私は、なんだかんだで話が合う子と仲良くなった

「はじめまして!元~中出身の
雪雲 雫です!(ユキグモ シズク)仲良くしてね!!」

「うん!!私はー中出身!!
伊喜原 ちひろ!よろしくね!」

やった~さっそく友達できた~!!

ーーーー

HRも終わり、雫と遊びに行くことにした


「あ、そういえば聞いてよ雫!
朝に感じ悪い先輩に会ってさー…」

げっ!!感じ悪い先輩が目の前に!!

雫『感じ悪い先輩??どんな先輩?』

「誰が感じ悪い先輩だって??
まさか俺のことかな??」

どうしよ…すごい黒い笑いしてる…

ちひろ「ごっ、ごめん雫!
今日は行けない!!先に帰ってて!」

雫は察知したかのように、『あ、うん!また明日ね!!』とささっと帰った

ちひろ「えと…あの、すみません!!」

全力で頭を下げた

先輩「うん?すみませんじゃなくてさ、俺感じ悪い先輩なんだ?」

ちひろ「いや、あの、その、えっと、、それは、、」

どうしようと焦るちひろに

先輩「まあいいけど、覚悟してろよ
ち・ひ・ろ・ちゃんニコニコ」

こ、こわい。。どうして私の名前を…
殺される…!!

先輩はさっと帰っていった

私はしばらくのあいだ放心状態だった

私の高校生活はお先真っ暗です

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