九条くんは、王子様
「困った顔して、どうしたの」
わっ!九条くん!!
いつも、突然現れるからビックリするよ
「それが、九条くんにせっかく写真部に入ってもらったのに…廃部になるかもしれなくて」
「それなら、大丈夫だと思うよ」
「えっ」
どういうこと…
「由衣ー!!」
理香ちゃんは、大きい声で、私の名前を呼びながら、息を切らし、走ってきた
「はぁ、、……至急、部員のみんなを集めてきてって先生に言われて…。由衣も九条くんも、先に部室へ行っててくれる?」
理香ちゃんが、すごく焦ってる…。
やっぱり…
「うん、分かった!じゃあ、先に行ってるね…」
「由衣…きっと大丈夫よ!笑顔!!!」
理香ちゃん…。
「ありがとうっ!!!」
理香ちゃんも九条くんも大丈夫って言ってくれたし、廃部じゃない事で呼ばれてるんだ!って考えよう…と