九条くんは、王子様


なんだろう…この、感覚…。

幸せな気持ちが、じゅわ〜って広がっていく…


「由衣〜〜!!!」

理香ちゃん…!!?


声がする方を、向くと…

理香ちゃんと坂井先輩が、手を繋いで、こっちに、向かって歩いて来てた

その2人の、幸せオーラは、さすがに誰でも、察するほどで…周りがピンクに見えるほどだ…。


「さぁー!由衣ーっ!帰ろうか~っ♪積もる話も、いっぱいあるし!!!!」


そう言いながら、理香ちゃんは、私の肩をポンポンと両手で叩き、足を進める。

「う、うん!!」
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