九条くんは、王子様
コイ?恋?
私が、ニコニコしていると、理香ちゃんは、ニヤニヤしながら…
「由衣こそ、九条くんとは、どうなのよ」
と、聞いてきた。
私は、咄嗟に、首をブンブンと振る
でも、理香ちゃんの目は、完全に疑いの眼差しだ…
「ねぇ、由衣って、九条くんの事、好きだよね?」
「そりゃ、もちろん!!」
だって、優しいし!嫌いになる、要素がないよ
私の返事を聞くなり、盛大に、ため息をつく、理香ちゃん。
「はぁ……、由衣の好きは、友達として、でしょ?」
「うん!そうだよ?」