九条くんは、王子様
挙動不審に、周りを見渡す…
でも、意外と漫画とか小説みたいに、睨んでくる子とかが、いない…。
うちのクラスは、平和で良かったぁ
ホッと私が安心している間に、東雲くんは、隣の席に座っていた
東雲くんが、私の方に顔を向けると、「宜しく!名前は?」と話しかけてきた
「あ、っ相笠 由衣です…っ」
名前を言った瞬間、東雲くんは、さっきよりも、もっと、キラキラとした笑顔で、ニコッと笑った
もう、眩しすぎて、顔が見えないよ…。
「じゃあ、由衣ちゃんって呼ぶね。あと、後で、学校案内してくれる?」
「うん!いいよ」