未熟女でも恋していいですか?
「やだっ!出てけっ!!」
「そんなこと言わねーでさ。外壁も綺麗に塗り直してやるし、家ん中も美しくしてやるっ!ついでにあんたが良ければ体も食わしてやるから」
「け、け、け、結構ですっっ!!」
体を硬直させて拒否した。
「あはははは!カツラって、面白い女ーーー!!」
「よ、呼び捨て禁止っ!!」
「はいよ。じゃっ、そういう事でよろしく頼むわ。あーあ、腹一杯食ったら眠ぅぅ」
ゴロン…と座布団を枕代わりに横になる。
「ちょっ…!誰も住んでいいとか言ってないしっ!!」
「言ったよ」
「誰が!」
「カツラさんのお母さんが……」
ギクッ!!とする言葉で写真の方を見つめた。
生前の写真のままで佇む母の顔が笑っている。
これまではどんなに見てもそういうふうに見えなかったのに。
(どうして………?)
茫然と立ち竦む私の足元で、高島 望は高いびきをかいて眠り始めた。
「そんなこと言わねーでさ。外壁も綺麗に塗り直してやるし、家ん中も美しくしてやるっ!ついでにあんたが良ければ体も食わしてやるから」
「け、け、け、結構ですっっ!!」
体を硬直させて拒否した。
「あはははは!カツラって、面白い女ーーー!!」
「よ、呼び捨て禁止っ!!」
「はいよ。じゃっ、そういう事でよろしく頼むわ。あーあ、腹一杯食ったら眠ぅぅ」
ゴロン…と座布団を枕代わりに横になる。
「ちょっ…!誰も住んでいいとか言ってないしっ!!」
「言ったよ」
「誰が!」
「カツラさんのお母さんが……」
ギクッ!!とする言葉で写真の方を見つめた。
生前の写真のままで佇む母の顔が笑っている。
これまではどんなに見てもそういうふうに見えなかったのに。
(どうして………?)
茫然と立ち竦む私の足元で、高島 望は高いびきをかいて眠り始めた。