想いの能~チカラ~ 番外編集
なら、と次は1メートル間隔で過重力と無重力の交互で張ってみた。それで一人膝を付いた。
後二人…そう思って若干油断して後ろを取られた。
「そこまで!!」クロードさんの言葉で止まると手刀が首筋にあった。
「エド。一本有り。」そう言うとエド、と言われた人がゆっくりと手刀を外して構えをほどいた。
「最後まで残ったのはレナードとエドか。…流石だ。」ジリジリとレナードさんは近付いていて5メートル付近にいた。
「レナード准尉、気配を消すのがうまいですね。」とエド、と呼ばれた人が言うと
「エド曹長が居たから、ですね。」とレナードさん。
なんか、くろーい笑顔が見えそう何ですけど…。
「それにしても、レイカ士長。あなたが使えるのは《重力》だけですか?」
「その筈…ですけど…准尉、なぜその様な事を?」
「いえ、芝が水で濡れているんですよ。」えっ?…そう言われて下の芝を見てみると水で丁度サッカーの試合で見たこと有るような感じで濡れていた。