恋心
うわ…!
やだーー!!
何か怖いよ…―
そう思ってぎゅっ…と目をつぶって5秒間。
変化…なし?
そっと目を開けると拓斗は寝てた。
何で寝てんのー!?
でも…可愛い寝顔だな。
あたしも…眠くなって…きた。
――……
―…
ん…
今何時だ?
時計は9時を悲しくも
バッチリさしていた。
「キャー遅刻だっ」
バカだあ~
普通次の日学校だって
覚えてるでしょ?
今まで遅刻したことなかったのに~
あたしは急いで拓斗を起こした。
「拓斗!!今日学校だよ遅刻!!」
「う…え!?まぢ!?」
拓斗も急いで支度し、家を出た。
本当はいけないんだけど、タクシーに乗って登校。