イジワルな初恋
同窓会
今日は朝からなんだか落ち着かない。同窓会は十九時からだから、ここからだと一時間前に出れば余裕で間に合う。
着ていく服を選び、特に必要な物は無いのに鞄の中を何度も確認して、まるで遠足に行く前日みたいだ。
だけど気持ちとしては、そんなに浮かれてるわけじゃない。むしろ不安九割、期待一割って感じだと思う。
五年じゃまだ気持ちの整理ができず、成人式には欠席というかたちで私は逃げてしまった。
卒業から十年、私が行って楽しめるのだろうか。ただでさえ存在感がなかったのに誰も覚えてないかもしいれない。
でも、もし彼が来るなら……会いたい。
あの頃はまだ子供だった私だけど、今ならもっとちゃんと向き合えるんじゃないか、そう思うけど、十年は長すぎだよね。
今さらどうすることもできないし、だけど……。
着ていく服を選び、特に必要な物は無いのに鞄の中を何度も確認して、まるで遠足に行く前日みたいだ。
だけど気持ちとしては、そんなに浮かれてるわけじゃない。むしろ不安九割、期待一割って感じだと思う。
五年じゃまだ気持ちの整理ができず、成人式には欠席というかたちで私は逃げてしまった。
卒業から十年、私が行って楽しめるのだろうか。ただでさえ存在感がなかったのに誰も覚えてないかもしいれない。
でも、もし彼が来るなら……会いたい。
あの頃はまだ子供だった私だけど、今ならもっとちゃんと向き合えるんじゃないか、そう思うけど、十年は長すぎだよね。
今さらどうすることもできないし、だけど……。