たったその距離を縮めたくって
柚兄が今から行くからとだけいって切ってしまった。

柚兄の高校から私の中学校までは15分くらいの場所にある。

校門で柚兄を待ってようかな。

校門で柚兄を待っていると誰かが私の肩を叩いた

ん?

振り返ってみるとそこにいたのは翔憂ちゃんだった。

「また翔憂ちゃん!?笑」

肩を叩いた犯人はまた翔憂ちゃんだった。

「またってなんだよまたって笑」

「また翔憂ちゃんだなと思って!」

失礼なやつといい笑いながら私の髪の毛をクシャっとした。

「あー!クシャってしたー!翔憂ちゃんのばかー!」

私は鏡を手に取り髪の毛を必死に直す。

もう、これから柚兄に会うのに(´・・`)



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