たったその距離を縮めたくって
おばさんが珍しがるのも無理はない。

いつも慌てて転けて大忙しの美桜だからだ。

しかも何か髪の毛いつもと違うくないか?

可愛い…かもな

「美桜、おはよう」

昨日のことを決して忘れたわけじゃない。

だが俺が喋らなかったらずっとこのままになると思ったから。

意外にも美桜も「柚兄、おはよう」といってくれた。

なぜか疑問形だったけどな。

おばさんが行ってらっしゃいといい俺達はいつものように学校へ行った。
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