たったその距離を縮めたくって
そこにいたのは翔憂ちゃんだった。

「翔憂ちゃんがやったでしょ!?痛かった~!」

そう言って頭を抑えて言うと

翔憂ちゃんは笑ってた

笑いどころ?と思ったけど翔憂ちゃんがあまりにも笑うから私も笑ってしまった。

「朝からテンション低いけどなんかあったん?」

翔憂ちゃんが急に真面目に言い出した。

心配させてしまったのかな…

「ごめん!何にもないよ!心配してくれてありがとね!」

私が笑顔で言うと翔憂ちゃんが「なら良かった」と笑顔で言ってくれた。
< 9 / 46 >

この作品をシェア

pagetop