偶然だよ
私は運転の仕方も全く分からなくて止まってたら先生が優しく教えてくれた。

「助手席にもブレーキあるからとりあえずアクセルだけ踏んでくれたらいいよ。危なかったらブレーキ踏むし。」

そのお蔭で私はちょっとだけ緊張が解れてた。

でもその後も車内に無言が続いて気まずい空気になった時突然先生が話しかけてきた。

「原簿見たんですけど僕と家近いですね。歩いて行けますよ。」

それ言われた時はえっ!?ってなった。

急に住所の話なんてされると思わなかったし家が近所なのも驚いた。

だけど私は緊張であまりリアクションも返事もちゃんと出来なかった。

それでも先生は車内で沈黙にならないように地元の話を聞かせてくれた。

私も内心すごく楽しかったしまた次もこの先生がいいなーって思ってた。
< 5 / 64 >

この作品をシェア

pagetop