失恋シンデレラ
「みなみは幸せになってよね。私みたいにならないように」
美姫は笑顔で言う。
「あんなにラブラブだったのに、いきなりフルとかひどいよな、美姫の元カレ」
葉月はノートを写すのをやめて、すでに私たちの会話に入ってきている。
「あんなに髪長かったのに、肩まで切っちゃうなんてもったいないよ」
美姫は1年付き合った彼氏にフラれたあと、長かった髪を切った。
つい最近の出来事だ。
「いいのよ。だって彼のために伸ばしてただけだし、もう伸ばす意味ないしね。すっきりしたよ」
美姫は辛いはずなのに、辛さを微塵も感じさせない笑顔で笑っている。
「今度はみなみの番かなー?」
葉月はにやにやしながら私を見る。
「私たちが協力するからさ、告白しなよ!」
「えっ!?」
私は思わず箸を落としそうになる。
「じゃあ、放課後実行ね」
美姫と葉月は、私を差し置いて作戦会議を始める。
なんでこんなことになっているのだろう。
私は顔を赤らめて、一回溜め息をついてからもくもくとご飯を食べ続けた。
美姫は笑顔で言う。
「あんなにラブラブだったのに、いきなりフルとかひどいよな、美姫の元カレ」
葉月はノートを写すのをやめて、すでに私たちの会話に入ってきている。
「あんなに髪長かったのに、肩まで切っちゃうなんてもったいないよ」
美姫は1年付き合った彼氏にフラれたあと、長かった髪を切った。
つい最近の出来事だ。
「いいのよ。だって彼のために伸ばしてただけだし、もう伸ばす意味ないしね。すっきりしたよ」
美姫は辛いはずなのに、辛さを微塵も感じさせない笑顔で笑っている。
「今度はみなみの番かなー?」
葉月はにやにやしながら私を見る。
「私たちが協力するからさ、告白しなよ!」
「えっ!?」
私は思わず箸を落としそうになる。
「じゃあ、放課後実行ね」
美姫と葉月は、私を差し置いて作戦会議を始める。
なんでこんなことになっているのだろう。
私は顔を赤らめて、一回溜め息をついてからもくもくとご飯を食べ続けた。