恋季節~春夏秋冬~


「そっか」


「あ、そーです!」



手の平を合わせてパチンとならして



「よければいかがですか?」



とさっき作ったクッキーが入っている袋を差し出す。



「もらっていいの?」


「はい♪

私のドジを笑い飛ばしてくれたお礼ですっ」



「笑…あはははは!」




一瞬鳩が豆鉄砲食らったような顔をし篠宮くんが笑い出す。




「え?」


「何だそれ!

笑い飛ばしてくれたお礼って…


……ははは!!」



ツボにハマったのか篠宮くんは大笑い。



あらぁ~



「笑い上戸だったんですねぇ~」






< 15 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop