恋季節~春夏秋冬~
「そっか」
「あ、そーです!」
手の平を合わせてパチンとならして
「よければいかがですか?」
とさっき作ったクッキーが入っている袋を差し出す。
「もらっていいの?」
「はい♪
私のドジを笑い飛ばしてくれたお礼ですっ」
「笑…あはははは!」
一瞬鳩が豆鉄砲食らったような顔をし篠宮くんが笑い出す。
「え?」
「何だそれ!
笑い飛ばしてくれたお礼って…
……ははは!!」
ツボにハマったのか篠宮くんは大笑い。
あらぁ~
「笑い上戸だったんですねぇ~」