恋季節~春夏秋冬~
「…で春姉はそれでどうしたいの?」
「ちょっと冬…」
秋葉が何かと言おうとしたみたいだったけど、先に私が答える。
「…誤解…っ…ときっ…た……ぃ…っ…」
「お姉ちゃん……」
イスに座ってる私と同じ目線になって冬季が話す。
「じゃぁそうしなきゃ。
やっと春姉が見つけた好きな人でしょ?
いつまでもオレらにばっかり気ィ使わなくていいんだよ?
オレだってもう小学生じゃ無いし」
冬季に続いて夏野が言う。
「俺も、春にはちゃんと恋愛して欲しいし」
「私もお姉ちゃんには彼氏作ってほしい。
家のことなら多少手伝うし♪」
秋葉が励ますように言ってくれる。
「……あり…が…と…」
うん、ホントにありがとう。
夏野、秋葉、冬季。
皆大好き。
私、頑張るよ。