恋季節~春夏秋冬~
--次の日--
「あ、篠宮くん」
帰りに昇降口で待ち伏せしていた私は、
篠宮くんに話しかける。
でもその呼びかけにも答えずムシして篠宮くんは歩く。
「あのっ
篠宮くんとちゃんとお話したくって…」
上履きと靴を入れ換えて靴をはく。
「オレは無いし」
そう言って歩いて行く篠宮くんの後を私は一生懸命追いかける。
「あっ あのっ
篠宮くんが彼氏だと思っている人違うんです!」
その言葉に
「違う?
わざわざそんなウソついてどーすんだよ!」
それだけ言い放ってまた歩く。
ダメですっ
私まだなにも言ってません!
「まっ待って下さいっ!!」
「ぅわッ!?」
どっしーん☆
私の捨て身のタックルを食らって一緒に倒れる。