恋季節~春夏秋冬~
「ったぁ~
何すんのぉ~??」
かなり痛くて涙目の私。
今のめっちゃ痛かったっ!
机の角に小指ぶつけたくらい痛かった!
「勝手に入ってくんなよ!
ノックくらいしろ!!」
はい~っ!?
「お兄ちゃんだって私の部屋勝手に開けるじゃないっ!」
「そ、それは…」
私の発言にお兄ちゃんが怯む。
勝手に部屋開ける人に
勝手に部屋開けるな!
なんて言われたく無いねっ
「まぁまぁ彩人」
夏先輩が私とお兄ちゃんの仲裁に入る。
「それより喉渇いた~
彩人ー 何か飲みてェ~」
子供のように夏先輩がお兄ちゃんに向かって言う。
そんな夏先輩も可愛いっっ
多分私が話そうとしたのにお兄ちゃんが邪魔したから、気をつかってくれたんだろうけど。
「わぁーったよ」
お兄ちゃんが仕方無さそうに席を立つ。