恋季節~春夏秋冬~

「そーだ。

合格祝いしてやるよ。

何か欲しいもんあっか?」



優しい夏先輩の言葉に



「えっ! いいよっ 悪いしっ!」



って言葉が自然に出る。



「そーか?」



あぁー 私のバカ~


一緒に遊びに行こっ?


くらい言えばよかったのにぃ~~~


夏先輩ももうちょいしつこく言ってよぉーっっ



「彩名は高校入って何したい??」



今度は違う質問をしてくる。



「んー」



本当なら

夏先輩の彼女になりたいっ☆

って言いたいけど…



「まだ決まってないかなぁ~」


って言っとく。


本人に言えないしね(汗)



「部活は?

入んねーの??」


「部活かぁ…」



ハッキリ言って興味無いんだよねェ…


私の目標夏先輩だし。



「何もすること無きゃサッカー部のマネージャーやりゃぁいいじゃん」


「げっ! それはムリだろ」



お兄ちゃんが部屋に入ってきて夏先輩の言った言葉に嫌そうな顔をする。




< 59 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop