恋季節~春夏秋冬~
夏先輩…
追っかけて来てもくんないや。
まぁ…当然か。
彼女、いるんだもんね。
ってか何で私あんなこと言っちゃったの??
もう夏先輩に合わせる顔無いよ…
「…ぅ゛ー……」
「泣いてんの?」
「!?」
後ろから聞こえた声に反応して振り向いた。
そこにいたのは私が期待した人―――…
「残念♪」
じゃなかった。
「お兄ちゃ…」
「ぶっ細工だなぁー」
泣いてる私をマジマジと私を見て言う。
「なっ!?」
シリアスな雰囲気をバッサリ斬りやがったっ!
このバカ兄貴!!(怒)
「帰るぞー」
「わかってるよ!」
くっそ~~
泣く気分にもならないよっ!
泣く気分…??
あ。 涙、止まってる…。