恋季節~春夏秋冬~

「オレはお前に協力する気はサラサラ無い」


「はっ?」



急に何を言い出すわけ?



「だから。

夏に対するいざこざにオレを巻き込んだら承知しねェぞ」



んなっ…


なんでそんなこと言われなきゃなんないのォ~~~!!!??



「自分で解決出来るよな?」


「……」



解決出来るって…


あれだけ言っちゃったら…



「あれ? 出来ねェの??」



挑発するように言ってくる。


私はお兄ちゃんのこの言い方が嫌い。



「あー彩名は出来ねェんだ~。

料理もダメだし、掃除も裁縫もダメだし…」



むっかぁ~~


イライラして来たんですけどっ……!!



「マネージャーとしてもダメだし…「出来るわよ!

出来ないわけ無いでしょっ!!

やってやろうじゃないっ!」



腹が立って思わずタンカを切る。

「ふーん。楽しみにしてる」


「はっ」



ついついやってしまった…。


でも……。 うん。


あんな恋の終わり方嫌だもんね。


明日、話さなきゃ…。





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