恋季節~春夏秋冬~

春さんは面食らった顔をしてから



「う、うん。 そうだけど…?」



とちょっと戸惑いながら私の問いに答える。


お姉ちゃん…


だからお弁当持ってきたり、一緒に帰ったりしてたんだ……。


にしてもあれだけ仲良しってどーゆーこと!?


私とお兄ちゃんなんて……


はぁ……


昔からイジメられるばっかだもん!


やっぱりそこは人間性によるんだな……(汗)


ってことは…


いくら知らなかったとは言えど私、好きな人のお姉ちゃんにヤキモチ妬いてたってコト!!?


うわっ


うわうわっ


はっ


恥ずかし過ぎる~~~


だから夏先輩、私が春さんのこと彼女って言った時あんな

わけわかんない

って顔してたんだ…


もー………


私最悪じゃん……


ん?


ちょっと待って?



「あの……

夏先輩とキスしてませんでした?」



ちょっと聞きづらかったから遠慮気味に聞く。


だってお姉ちゃんに向かって

キスしてませんでしたか?

なんてどう考えても変だもんっ




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