美月~大切なあなたへ~
翌日。


俺は、沖田先生に言われた通り、学校に向かった。



昨日、缶ビールを呑みまくったせいか、頭が痛い。



『おはよーございます…』


「おぉ!!来たな日明。顔色悪いぞ。寝不足か?」



朝からテンションの高い沖田先生。


笑って流そうと思ったけど、バレてるし…



『はは、久し振りにやけ酒しちゃいまして。』


正直に白状しました(笑



「少しは頭切り替わったか?」



急に真剣な顔になる沖田先生。


何も言えなくて俯いた。



「おぉ!!おはよう。」


沖田先生がイキナリ明るい声で、俺の後ろに挨拶した。



「…おはようございます。」




………龍心の声だ。





『……おはよう、龍心先生。』


振り向いて、遠慮気味に挨拶をしてみる。



「……おはよーございます。」



声ちっさ!!


目が軽蔑の眼差し放ってますよ!?




「んじゃ、2人とも、場所変えんぞ。」



沖田先生により、俺と龍心は会議室へ連れて行かれた。






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