美月~大切なあなたへ~





「でも!!日明ちゃんは結婚してるし、先生だから、告白なんて考えないし…

なんとなく美緒ちはもう好きじゃないように感じてたし、話そうか話さないか悩んでて…

美緒ちが好きじゃないって言ったら話そうかなって思って……」




立ち上がったみっちゃんは、膝をはたいていて、目を合わせてくれない。




『みっちゃん……』




“私は…日明先生の家族をね…”




やばいっ…


つい口に出しそうになっていた。





だめだよ言っちゃ…




沖田先生は、何もするなと言ってたのを、みっちゃんだって聞いてたんだから…






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