美月~大切なあなたへ~
予想外!!
まさかの反応ですよ、未来さん!!
日明先生も目を円くしてる。
じーーっと、いつもと違うみっちゃんを見つめる日明先生。
「なぁ…。
お前、俺に話したいことあるんじゃないか?」
おーっと!?
未来さんが切り出す前に、日明先生から振ってくるとは!
「え、な、なんで?」
顔を真っ赤にして狼狽えるみっちゃん。
かわいい(笑)
「ずっとそんな気がしててさー。
気のせいならいんだけどね。」
「あ、あります!話、あります!」
その場を去ろうとした日明先生を慌てて呼び止めた。
「そ。じゃ、指導室でまってなさい。」
振り返りざまに微笑んで言った日明先生。
爽やかすぎる。
「美緒ち…やばい。
もう……やばいかっこいいんだけど……。」
職員室に消えた日明先生の残像でも見ながら、切なそうに溶けたみっちゃんでした。