美月~大切なあなたへ~
未来と日明
はい、どーも、お盆前最後の部活の帰りからの未来視点ですー。
美緒ち帰っちゃったし……あたし…日明ちゃんの言うとおり、生徒指導室行かなくちゃだよねー?
あぁー!!
勢いであんな事言わないで、“なんにもないよー、じゃあねー”とか言って帰っちゃえば良かったー!!
でもそうしたら美緒ちとの約束がぁー!!!
「なにやってんだ?」
ん?
『ぎゃぁぁぁ!!あ、日明ちゃん!!』
振り向けば日明ちゃんなんてラッキー☆
じゃなーい!!
「まだこんなとこにいたのかよ。
お前、どうせ日高が帰るの見送るだろうから、先にクーラー点けといてやったのに…。」
着替えて、汗も髪にしか残ってない日明ちゃん。
犬みたいな顔して見ないでよー!
いつもみたいに反抗できないー……。
てか、未だに昇降口から動いてないあたしが悪いんだけどさ。