美月~大切なあなたへ~
「おし!!金井!!!
よ~~~く、混ぜろ!!」



日明先生は、一番前の席の金井君にカードの入ったボックスを渡した。




「よし!俺が引くぞ~!!」



日明先生は目をつむってボックスに手を入れた。


ゴソゴソ…



「ん~…。
よし!これ!!」




日明先生は思い切りボックスから手を抜いた。




「おっ!!!いーんじゃねぇ?」




日明先生はカードを見て笑顔になった。





「発表は、男子の学級委員の多数決が終わったらなぁ!」



何故か日明先生はご機嫌だ。

そんなに良い人が当たったのかな?




「よ~し、3人だし、1人1回手挙げろ。
伏せて~~。」





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