美月~大切なあなたへ~
日明先生と龍心先生は、仲がいい。



職員室に行くと、仲良く話している2人をよく見掛ける。




日明先生は、とある授業中に、



「ウチの学校の男の先生を若い順に並べると、

社会の神野先生、数学の龍心先生、俺、なのよ。

だから、俺には後輩が2人しかいないわけ。

寂しいなぁ…、もっと威張りたい!」



と言っていた。




日明先生は数少ない後輩を可愛がっているのだろう。


……多分。



この前、日明先生、龍心先生にちょっかい出してたな。


龍心先生、笑顔であしらってたし。



何か龍心先生、可哀相な気がして来た。


日明先生、沖田先生に似て、我が道を行く強引なとこあるからねぇ……。





それをみっちゃんに話したら、大爆笑していた。


「日明ちゃん子供っぽーい!!」



って。






確かに、目下の人にちょっかい出して喜ぶとこは、子供みたいで面白い。







とまぁ、分かった事は、大体この位かな。










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